ノーベル生理学・医学賞受賞者 Bert Sakmann(ベルト・ザックマン)博士来日記念講演会を開催
京都大学では、ノーベル生理学・医学賞受賞者 Bert Sakmann(ベルト・ザックマン)博士が来学されたことを記念した公開講演会を、情報学研究科等が主催し、百周年時計台記念館・国際交流ホールにおいて、9月1日に開催した。
英語で行われた講演会では、情報学研究科石井信教授の司会進行で、最初に中村佳正情報学研究科長から開会挨拶があり、続いてザックマン先生より「触覚系の計算機による解明に向けて(Digital Anatomy of the Touch System)」という演題で、ラットなどの齧歯動物の体性感覚野コラムの三次元の解剖構造、感覚情報処理系の計算機シミュレーションなどの最新の研究成果について紹介があった。
定員を超える250名の学内外からの参加者は、熱心にメモを取りながら真剣に聞き入り、講演終了後に行われた質疑応答も活発に行われ、参加者は世界最新の研究成果に触れることができた。
なお、ザックマン先生は、講演会に先立ち、iPS細胞研究所を訪問し、山中伸弥所長と懇談するとともに、今春にオープンしたばかりの研究所を視察され、その後、百周年時計台記念館・迎賓室において、塩田浩平副学長を表敬訪問され、同席された光山正雄医学研究科長、中村情報学研究科長、石井情報学研究科教授と懇談された。
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![]() 塩田副学長・光山研究科長・戸倉国際部長) |